君へ。―つたえたい気持ち三十七話
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静かな温かさをもらえます。 |
テーマはコミュニケーション。
それも直のものではなくて、メールや電話など
対面しない形でのコミュニケーションです。
この本の特徴は、どう思うこう思うという風に
はっきりと言いたいことが書かれていないことだと思います。
それぞれの作家の思いが、日常と共にごくサラリと書かれていて、
でもどれも大切なエピソードなのだと伝わってきます。
読んでいて、静かな温かさをもらえるエピソードばかりです。
メールや電話などは、そういうものなのかもしれません。
また、一人の作家につき5ページ程の分量なので、
無理せずに読み進めることができます。
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こういう企画歓迎です! |
通話、ファックス、携帯、パソコン・・。機械は変われど、意味合いは変われど、「コミュニケーション」に対して誰もが何かしら思うことがあるはずだ。それは、過去の恋愛のエピソードであったり、かけがいのない友人のことであったり、親、仕事、旅行にまつわるお話であったりする。そんな身近なことも一流の作家たちにかかれば、たちまちフルコースの料理へと変身してしまう。日記程度の文字数ではあるが、長編作品に匹敵するほどの世界を感じた。
短いからこそ感じることのできる一流作家の天才的な文章力、日常のささいなことすら見逃さない観察眼、繊細な感性。また「コミュニケーション」という近しいテーマだからこそ垣間見える作家の意外な素顔。
現代に相応しい企画だなと思うと同時に、別のテーマでもやってほしいと思った。
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人と心と心が、近く思えた時の嬉しさが詰まってる |
一度は聞いたことがある作家たちの短いエッセーが37話ありどれも、とても丁寧な中身でした。「ダ・ヴィンチ」の連載「日本テレコムマンスリーエッセイ」を1冊にまとめたとのことで、テーマは「コミュニケーション」。テーマはあるものの個性溢れる作家さんたちのエッセーはどれも話の切り口が見事に異なり、誠実さがあふれ、一気に読んでしまうのがもったいない内容が多く、まさに粒ぞろいのエッセー集です。
人間同士の間でこれほどまでに心があたたまる、時に癒される、または元気がもらえる、または胸を打つ出来事があるのだろうか、それを伝えてくれる作家さんたちの短いページにこめられた文章、エッセーに感動しました。まさに37話、異なる感動がありました。
今の私には、高橋源一郎氏の「白紙」がずんと胸に突き刺さったような哀しさを感じてます。「白紙」におけるお母様の話は短い話なのに鮮烈でした。
精神的に疲労を感じた時とか、つい人間不信に陥りそうな時とか、また本書をパラパラとめくってみたいなと読後は思う。人との関わりで感じる気まずさがあっておかしくない、また人と心と心が近く思えた時の嬉しさが本書を読んで思い出せるんじゃないか・・とそんな本でもあると思いました。またまだ読んでなくて人との関係で気まずさを感じてる人にもおすすめの本です。
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まとまりの良さが特徴 |
このエッセイ集は宮本輝、村山由佳、鈴木光司、乙一といった、
現代の文豪から、新進気鋭の若手作家まで37人におよぶ作家が、
ダ・ヴィンチに掲載していた「日本テレコム マンスリーエッセイ」を一冊にまとめたもの。
一人の作家が、5,6ページの「コミュニケーション」をテーマにした短いエッセイを一つ書き、
翌月にはまた違う作家がエッセイを書く、というスタイルをとる。
毎回の最後のページには一枚の写真と、執筆した作家が直筆のメッセージとサインを書くのも特徴。
ボクは数あるエッセイの中でも、大林宣彦「賢者の自由」がお気に入りだ。
非常に短いエッセイだが、全ての文を何度も心の内で反芻して、「自由」について考えてしまう。
たくさんの人がこの本で好きな作家に巡り会えるであろうコトも考えられる。
「とりあえず」ぐらいの気持ちで読んでも、最後まで読み通してしまうであろう名書。オススメ。
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とにかくすばらしい |
のコミュニケーションをテーマにしたエッセイ集ということでFAXやメールといった現代のコミュニケーションツールをモチーフとした作品が多いです。本当にそうそうたる面子が書いています。ひとつ1500字くらいの読みやすい分量に、各作家の個性が詰まっています。写真と直筆で作家の一言で締めくくられているところも素敵。とにかくすばらしい一冊です。


